ビル管理士って3種の神器って言われてるけど、独学で合格できるのかな?
できます!コスパ最高です!
ビルメンとして働くには最もコスパがよく、3種の神器のなかでは難易度が低いビル管理士(正式名称、建築物環境衛生管理技術者)について詳しく解説していきます。
こんな人におすすめの記事です。
- ビル管理士について知りたい
- ビル管理士試験を独学で合格したい
- ビル管理士試験の勉強方法を知りたい
- ビル管理士試験のおすすめの参考書を知りたい
- ビル管理士試験を一発合格したい
それではいきましょう!
ビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)とは?
建築物環境衛生管理技術者(けんちくぶつかんきょうえいせいかんりぎじゅつしゃ)とは、建築物の環境衛生の維持管理に関する監督等を行う国家資格である。通称ビル管理技術者と呼ばれる。
建築物における衛生的環境の確保に関する法律(建築物衛生法)に基づいて、面積3000m2以上(学校については8000m2以上)の特定建築物において選任義務がある。また、資格の保有者は同法に基づく登録事業者の人的要件となることもできる。
厚生労働大臣の指定を受けた日本建築衛生管理教育センターが行う建築物環境衛生管理技術者登録講習会を受けた者、または、建築物環境衛生管理技術者国家試験に合格した者に対し免状が交付される。
“フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)“
一定の大きさの建築物にはビル管理士を選任するという義務があり、ビルの多い都会では常に需要はあるといっていい資格でしょう。
ビル管理士の試験範囲は非常に広く、覚えることが多いですが
ビルメンの仕事も同じく多岐にわたり設備に関する知識を広く浅く求められますので、仕事をするにあたっても使える知識を身に着けられます。
試験概要(難易度、日程、合格率)
難易度:★★★★★★☆☆☆☆
ビル管理士を取得するには、2通りの方法があります。
- 筆記試験(5択マークシート式)に合格して取得する方法
- 講習を受けて取得する方法
今回は独学での試験を合格する方法を解説するので、講習については省きます。
ビル管理士試験は非常に範囲が広く、計画的に勉強することが必要です。
暗記勝負の試験なので
ネットサイト等をうまく使いこなし、空き時間に工夫して勉強することが大切です。
試験日程:1回/年 10月上旬(申し込み5月下旬)
年に一度の試験なので計画的に勉強していきましょう。
合格率と合格基準
ビル管理士試験に合格するに、どれほどの難易度なのか具体的に知ることがまずは大切です。
自身の勉強への力量と合わせてスケジュールを立てていきましょう。
合格率:10~20%台
ビル管理士試験の特徴として、合格率の波があります。
偶数年が高く、奇数年が低いという一定の規則性があります。
過去10年間のデータを載せます。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2023年 | 8232 | 1819 | 22.1 |
2022年 | 9413 | 1681 | 17.9 |
2021年 | 9651 | 1707 | 17.7 |
2020年 | 9924 | 1933 | 19.5 |
2019年 | 10146 | 1245 | 12.3 |
2018年 | 11096 | 2339 | 21.1 |
2017年 | 10209 | 1387 | 13.6 |
2016年 | 10394 | 2956 | 28.4 |
2015年 | 9827 | 1861 | 18.9 |
2014年 | 10095 | 2335 | 23.1 |
2016年度が過去10年間の中で最も合格率が高く28.4%となっています。
2019年度は最も低い12.3%です。
直近2年の合格率は少し法則からはずれましたが、平均して10~20%ほどです。
合格基準:65%(科目ごとに40%以上の足切りあり)
全180問中117問以上(65%)の正解かつ科目ごとに40%以上の正解が必要です。
科目ごとの足切りが要注意です。
というのも、ビル管理士試験は科目ごとに出題数が違うので、出題数の少ない【建築物の構造概論】や【ねずみ、昆虫等の防除】で、過去にない難問が出題されることがあり、どれだけ対策をしても解きようがない問題があります。
そのような問題を落としても、40%以上の正解が可能なように、過去問をしっかりこなし理解することが大切です。
出題方法は5肢択一式
ビル管理士試験は5肢択一式と、ビルメン関連の他の資格試験と比べて選択肢が多いです。
確実に正解であるor不正解であると判断しなければいけません。
受験資格:2年以上の実務経験
ビル管理士を受験するには、ビルメンとしての経験が2年以上必要です。
おおよその勉強期間が1年あれば十分合格できるので、無資格未経験でビルメンとして働く方は1年間で4点セットを取得し、そのあとビル管理士の勉強を開始すれば2年間で5つもの資格を取得しながら神器持ちとなれます。
勉強時間は500時間ほど
ビル管理士試験の特徴は、広い出題範囲です。
ほぼ暗記勝負といっていいでしょう。
いかに忘れないよう長期記憶にできるかが合格へのカギです。
取得費用合計は約21,270円(受験料13,900円・参考書代7,370円)
資格の勉強にテキストや過去問は必須ですが、ビル管理士試験では赤本と言われる過去問が必須です。
あとは、全体をわかりやすく網羅している参考書、黒本と言われる科目別の過去問があれば完璧です。
独学での合格勉強法
ここからは具体的にどうすれば独学で合格できるか、試験の勉強方法とおすすめの参考書を詳しく解説していきます。
暗記勝負!長期記憶できるような工夫、復讐のタイミングがカギ
ビル管理士試験は前述したとおり、非常に広い範囲から出題されますので、長期記憶にする工夫と、復習にタイミングをスケジュール管理することをおすすめします。
初心者の方は、できるだけわかりやすくイラスト付きで解説しているテキストを使用しましょう。
おすすめ参考書
ビル管理試験合格テキスト 1,980円
初心者のかたにもっともおすすめのテキストがこれです。
イラストが豊富であり、重要箇所がわかりやすくまとまっていて覚えやすいです。
過去問をといていくとわかるのですが、このテキストに書いてあることは全て重要事項です。
2023年版 ビル管理士模範解答集 2,420円
ビル管理士試験には必要不可欠な過去問です。通称赤本。
解説が非常に詳しく掲載されており、やや難しく感じる方が多いですが、赤本を繰り返すのが合格への近道であり、王道です。
直近の6年間の問題が掲載されているので、10周ほどすれば合格ラインまでいけるでしょう。
全7科目354分類ビル管理技術者試験問題集 2,970円
通称、黒本。
こちらも過去問なのですが、問題が科目分類別にわかれており、苦手な科目を重点的に復習したい時などに大変便利で使いやすいです。
ただし、赤本と違って解説がやや簡素であり深く理解するには不向きです。
まとめ:独学で一発合格可能!
今回はビル管理士試験について紹介しましたがいかがだったでしょうか?
ビル管理士は講習でも取得できる資格ですが、受講料が10万円以上、受講時間が101時間と高額で長時間であることは多くの人にとって厳しい条件ではないでしょうか。
仕事をしながら勉強時間を確保するのは大変ですが、できれば独学で合格し、ステップアップしていきたいところです。
それではまた!
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