ビルメンについて調べてたら系列系と独立系があるみたいなんだけど、何が違うんだろう?
様々な面で大きく違います!
ビルメン転職を考えている方に超重要な情報なので詳しく紹介します。
ビルメン会社は大きく分けて【系列系】と【独立系】の2種類に分けられます。
まずは大まかな違いとメリットデメリットをまとめました。
これから転職を考えている方は自分が何を求めてビルメンに転職したいのかを明確にして、ぜひ自分の希望通りのビルメン会社に転職してください。
こちらです。
比較表 | 系列系ビルメン | 独立系ビルメン |
特徴 | ・親会社やグループ会社が 保有している建物を管理 (〇○ファシリティーズ) | ・営業をかけて獲得した 建物を管理、 または点検や工事業務を代行 |
管理物件 | ・大型の商業施設や 高層のオフィスビル等 | ・小さなオフィスビル、雑居ビル等 (系列系の下請けで大型現場での勤務もある) |
給料 | ・基本給が20万円以上 ・昇給(多い) ・ボーナス(年5か月程度) ・資格手当有 | ・基本給が20万円未満が多い ・昇給(少ない) ・ボーナス(半年に1回、1・2か月分程度) ・資格手当有 |
仕事 | ・残業が多く忙しい ・事務仕事が多い | ・仕事が緩い・楽 ・現場仕事が多い |
メリット | ①給料が高い ②福利厚生が整っている ③年間休日が多い | ①転職しやすい ②仕事が楽、責任が軽い ③自由度が高い |
デメリット | ・仕事量が多い ・責任が重い | ・基本給が安い (しかし、作業量によっては 系列系より高い給料も可能) |
ざっくりわけると、、、
・忙しくてもいいからお金がいっぱいほしい→系列系
・お金はそんなにいらないからゆったり働きたい→独立系
と、以上に気を付けて転職活動をおこないましょう。
ビルメン求人の探し方はこちらの記事を参考にしてください。
おすすめの転職成功の秘訣はこちらの記事を参考にしてください。
そもそも無資格・未経験でビルメン会社へ転職できるのか不安な方はこちら。
では、詳しく紹介していきます。
系列系【親会社、グループ会社のビル管理会社】
系列系とはひとことでいうと、親会社があるかどうかです。
大手企業グループのビル管理業務を行う会社のことです。
『○○ファシリティーズ』とあったら系列系です。
有名な企業の名前が入っているので、わかりやすいですね。
親や友人にも安心して紹介しやすいのではないでしょうか。
特徴4選
系列系の特徴として、主に4つがあげられます。
- 福利厚生が厚い
- 年間休日が多い
- 給料が高い
- 仕事量が多く、責任が重い
1.福利厚生が厚い
系列系のビル管理会社は、親会社やグループ会社に準する福利厚生であることが多いです。
具体的には以下になります。
- 退職金制度
- 財形貯蓄制度・拠出型企業年金
- 社員持株会
- 福利厚生施設(宿泊施設、保養所、スポーツクラブ、社員食堂など)
- 住宅手当、家賃補助
- 食事補助
- 育児休業制度
- 介護休業制度
- 慶弔見舞金制度
どれもあると嬉しいものばかりですね!
2.年間休日が多い
一般のサラリーマンと同様の休日数で、独立系に比べると多いです。
土日祝日はしっかり休めますし、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期休暇もできるでしょう。
3.給料が高い
独立系に比べて高い給料です。
親会社に即した給料であることが多いです。
具体的な統計はないですが検索すると
系列系 450万ほど
独立系 350万ほど
となっており、かなりの差があります。
4.仕事量が多く、責任が重い
ビルメンの業務は多岐にわたります。
決められたルーティンをこなすだけではなく、設備の故障や台風地震等の災害時のトラブル対応が必要です。
その対応の優先順位や方法を、下請けの業者や、各所へ指示しなければいけない場面があります。
とても重要な決断をしなければなりません。
また、担当物件にトラブルがあると休日に電話連絡があることもあります。
拘束時間こそ長くはないですが、プライベートの時間にも指示を出す必要があります。
以上が系列系ビルメン会社の特徴です。
独立系【自社営業でビル管理を請け負う中小企業】
独立系とは親会社を持たず、自社で営業して管理するビルを請け負っています。
一般的に有名な会社はないかも。。
特徴5選
独立系の特徴として、主に4つがあげられます。
- 転職しやすい
- 給料は低い
- 楽な現場ときつい現場の差が大きい
- 自由度が高い
- 責任は軽め
1.転職しやすい
慢性的に人手不足の業界なので、独立系のビル管理会社は転職しやすいです。
なので、まずはビルメンの経験を積みたいと考えている方は独立系へ転職するといいでしょう。
30代なら若手。
40代でも資格保有者なら転職無双できるかも。
2.給料は低め
給料は系列系に比べると低い傾向にあります。
しかし、独立系は自社で案件を勝ち取っていますので、ビル管理はビル管理でも大規模な建築物の【特建(特殊建築物定期調査)】や【消防設備点検】【水槽清掃】などの定期点検を請け負っている場合があります。
通常の勤務とは別にそれらの作業をこなすことができる独立系の会社なら、給料を増やすことが可能です。
休日が少なくなることや、体力的にきつくなるなどのデメリットもありますが、選択肢としてはありではないでしょうか。
3.楽な現場ときつい現場の差が大きい
ビルメン業界では一般的に楽な現場ときつい現場があるといわれています。
しかし、きついといっても、その他の業種と比べると比較的楽な仕事です。
4.自由度が高い
やるべきことはあらかじめ決められていますが、決められた業務さえこなせばあとは自分次第で働きやすくすることが可能です。
5.責任は軽め
基本的には重要な決断や指示はしなくていいです。
突発的なトラブルの時は、大まかな状況を把握し、上役へ報告し指示を待つことになります。
なので、状況を要約してわかりやすく報告する力は必要になります。
どっちでも大まかなやることは変わらない
ビルメンと一言でいっても、自分次第で何を優先できるかを選べます。
迷うかもしれませんが、選択肢があることがメリットです。
どちらの会社を選ぼうと、大まかなやるべきことは変わりません。
なぜビルメンなのか?ビルメンになって何がしたいのか?
あらかじめ自己分析をしておくといいでしょう。
しかし、系列系、独立系どっちに勤めようとも基本的にやることは変わりません。
トラブルがあると先輩についていくこと
資格の勉強はぜひ続けましょう。
資格手当でしっかりと稼ぐのがビルメンの楽しいところです。
私、ビルカメの場合は
- 給料が安くても精神的に楽な仕事がしたかった
- 初心者でも転職できて、長く働ける業界がよかった
以上の2点から独立系のビルメン会社へ転職しました。
実際に働いてみるとネットでの口コミ通り、
- 難しいことは求められない
- 無資格でも勉強を続けるとなんとかなる
給料は、勤めはじめこそは少なかったですが、仕事に慣れてくるにあたって
簡単な修繕工事や立ち会い作業を任せてもらえ、独立系の会社の中ではいい方ではないかと思います。
独立系のビルメン会社に転職してよかったです!
まとめ
今回はビルメン会社の系列系と独立系の違いについて紹介しました。
仕事内容は大まかに
・対人でコミュニケーション大事→系列系
・基本は機械相手にマイペースに→独立系
という区別の仕方もできるでしょう。
ビルメン転職の参考になれば嬉しいです。
ではまた!
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