結論から言うと、ビルメンは万人向けの正解ではありません。ただ、消耗しきった私には合っていました。その記録です。
転職前後の変化を正直に書いておきます。
私は介護職からビルメンに転職しました。以下、その前後の変化です。
- 年収300万→380万(+80万)
- 不規則シフト→自由度が高いシフト制(月12日宿直)
- 残業月15時間→ほぼゼロ
- 睡眠時間4-5時間→7-8時間
数字以上に変わったのは、朝の憂鬱が薄れたことです。
ビルメンに転職して変わったことを、できるだけそのまま書きます。
この記事では、精神的に消耗していた私が、どうやってビルメンで心の安定を取り戻したのか。その全記録を公開します。
「ビルメン=底辺」と言われがちですが、半分は事実で半分は違います
ネットでビルメンを検索すると、「底辺」「給料が安い」という言葉が出てきます。
正直に言いましょう。半分は事実で、半分は嘘です。
ビルメンは確かに、大企業の総合職やITエンジニアに比べれば給料は低いです。
しかし、【精神的コスト】と【時間的自由】で考えたとき、これほどコストパフォーマンスの高い仕事は他にありません。
【比較】消耗する人生 vs ビルメンの人生
私が介護職で精神的に消耗した理由
介護職3年目の現実
給与:
- 基本給: 20万円
- 夜勤手当: 2.5万円(月4回)
- 手取り: 約18万円
- 年収: 約300万円
しかし、お金以上に辛かったのが「精神的消耗」でした。
精神的消耗の5つの原因
1. 不規則シフトによる生活リズムの崩壊
私の介護職時代のシフトパターン:
| 勤務 | 時間 | 起床時間 |
|---|---|---|
| 早出 | 6:00〜 | 5:00 |
| 日勤 | 9:00〜 | 8:00 |
| 遅出 | 11:00〜 | 10:00 |
| 夜勤 | 15:00〜翌朝 | 14:00 |
これを順番にこなす。
ある週のシフト例:
- 月: 早出(5時起床)
- 火: 日勤(8時起床)
- 水: 遅出(10時起床)
- 木: 夜勤(14時出勤)
- 金: 明け休み(寝るだけ)
- 土: 公休
- 日: 早出(5時起床)
毎日違う時間に起きて、毎日違う時間に帰宅する。
これが続くと:
- 慢性的な疲労
- 集中力の低下
- イライラが増える
- 休日も疲れが取れない
- 睡眠の質が悪化
- 精神的に不安定になる
さらに最悪だったのが「希望休が取りづらい」こと。
人手不足で、希望日に休むことがほぼ不可能でした。
2. 利用者からの暴言・暴力
認知症の方からの『役立たず』等の暴言・暴力もありました。
「病気だから」と、理性ではわかっているのですが、心は削られていきます。
3. 常に「命」と向き合う緊張感
排泄介助中に利用者が転倒。救急搬送。
夜勤中に容態急変。家族への連絡。
「自分のミスで人が死ぬかもしれない」というプレッシャー。
この緊張感が、24時間続きます。
4. 職場環境のミスマッチ
勤務体系が自分の体質に合わず、職場になじめない日が続いていました。
5. 将来が見えない絶望感
10年勤めた先輩(既婚・子供2人)の年収: 380万円
「10年頑張っても、これか…」
この瞬間、心が折れました。
心身が限界に近かった
転職前、心身が限界に近い状態でした。
- 朝起きられない
- 仕事に行きたくない
- 何もする気が起きない
- イライラが止まらない
- 夜眠れない
- 食欲がない
朝起き上がるのが辛い日が続いていました。
でも、どこかに行く時間も気力もありませんでした。
ビルメンで手に入れた「精神的安定」の正体
転職後に変わった7つのこと
転職前後の変化を、数字で整理しました。
| 項目 | 介護職(転職前) | ビルメン(現在) |
|---|---|---|
| ① 年収 | 約300万円 | 約380万円(+80万) |
| ② 睡眠時間 | 4〜5時間 | 7〜8時間 |
| ③ 残業 | 月15時間 | ほぼゼロ |
| ④ 朝の憂鬱 | 毎日 | ほぼない |
| ⑤ 希望休の取得率 | 困難 | ほぼ通る |
| ⑥ 有給消化率 | 約40% | 約95% |
| ⑦ 副業できる余裕 | 気力ゼロ | 準備中 |
数字以上に変わったのは、朝起きた時の感覚です。行きたくないと思いながら起き上がる朝が、ほぼなくなりました。
精神的安定の8つの要素
1. 規則的な生活リズム
ビルメンのシフトは【宿直】【公休】たまに【日勤】【夜勤】。
介護のように「早出・日勤・遅出・夜勤」の4パターンを順番にこなすことはありません。
基本的に9:00に出勤するので、著しく生活リズムが狂うということはありません。
ビルメンのシフト例(月12回宿直の場合):
- 宿直の日: 9:00出勤→翌9:00退勤
- 明け休み: 朝9時帰宅→自由
- 公休: 完全に休み
宿直の曜日は毎回変わりますが、主なパターンは2つだけなので:
- 起床時間が安定(7時前後)
- 生活リズムが整う
- 睡眠の質が向上
- 精神的に安定する
介護の4パターンシフトとは、安定度が全く違います。
2. 希望日に休める柔軟性
これが、ビルメン最大のメリットの1つです。
介護職時代:
- 「◯日に休みたいです」→「その日は人が足りないから無理」
- 友人の結婚式、子供の行事、家族旅行…全て諦める
- 希望休が取れない = ストレス蓄積
ビルメン現在:
- シフト作成時に「◯日に休みたい」と伝える
- ほぼ100%希望が通る
- 友人の結婚式、子供の幼稚園行事、家族旅行…全て参加できる
「希望日に休める」だけで、精神的安定度が劇的に上がります。
3. 人間ではなく「機械」が相手
介護で最も消耗したのは「人間関係」でした。
ビルメンで相手にするのは:
- 建物
- 設備
- 機械
感情がない。理不尽もない。暴言もない。
4. 命の責任がない
設備が故障しても、人は死にません。
もちろん、大きな事故があれば危険ですが
「自分のミスで人が死ぬかもしれない」というプレッシャーがほぼゼロ。
これだけで、精神的負荷が10分の1になりました。
5. ノルマ・評価制度がない
営業のようなノルマはありません。
IT企業のような査定・評価もありません。
「今月のノルマ達成できるか?」という不安がゼロ。
6. 残業がほぼゼロ
介護職時代: 残業月15時間(サビ残含む)
ビルメン現在: 残業ほぼゼロ
定時で帰れる = 自分の時間が増える = 心の余裕が生まれる
7. 有給が取りやすい
介護職時代: 有給消化率40%(人手不足で取りづらい)
ビルメン現在: 有給消化率95%(計画的に取得)
「有給取っていいですか…?」と気を遣う必要がない。
8. 圧倒的な自由時間
月12日勤務 = 月18日は勤務なし。
この時間で:
- 資格勉強
- 副業
- 趣味
- 家族との時間
- 十分な睡眠
時間的余裕 = 精神的余裕
自分の好きなことに時間を目いっぱい使えます。
ビルメンが向いている人・向いていない人
こんな人にビルメンは向いている
| 職種 | 抱えている「地獄」 |
|---|---|
| 介護職 |
|
| 営業職 |
|
| IT職 |
|
| 接客業 |
|
| 一般企業 |
|
| フリーター |
|
「ビルメン」です。
ビルメンが精神的に安定する理由
理由1: 「待機」という概念
ビルメンの給料は「労働の対価」ではなく「待機料」に近い性質を持っています。
宿直勤務の24時間のうち:
- 実際に動いている時間: 4-6時間
- 待機時間: 18-20時間
「何もなければ何もしなくていい」
この働き方が、精神的に楽なのです。
理由2: 「緊急」が少ない
介護の緊急:
- 利用者の転倒
- 容態急変
- 救急搬送
- 頻度: 月数回
ビルメンの緊急:
- 水漏れ
- 停電
- 空調故障
- 頻度: 週3回ほど
もちろん現場によりますが、
大至急復旧を急がなければならない【緊急】がほとんどない = 精神的に安定
※緊急時の対応マニュアルに沿って行動していけばいいだけ、難しいことはしなくていいですし、そもそもビルメンはそこまでの専門的な技術は持ち合わせていません。
理由3: 「評価」がない
介護・営業・IT:
- 上司からの評価
- 査定
- 昇進競争
- 常に見られている
ビルメン:
- 基本的に一人で業務
- 評価制度がゆるい
- 昇進競争がない
- 見られていない
「評価されない」= プレッシャーがない = 精神的に楽
必要最低限の点検・管理業務で十分です。
独立系×宿直×オフィスビルを選んだ理由
1. 「独立系」ビルメン会社を選ぶ
系列系 vs 独立系:
| 項目 | 系列系 | 独立系 |
|---|---|---|
| 給料 | 高い(年収400-500万) | 低い(年収300-380万) |
| 安定性 | 高い | 中 |
| まったり度 | 中 | 高 |
| 精神的負荷 | 中(親会社の目) | 低 |
| 副業 | 禁止が多い | OK が多い |
| 未経験採用 | 厳しい | 緩い |
精神的な余裕と副業のしやすさを重視するなら、独立系が選択肢に入りやすいです。
私自身の転職経路を正直に書いておきます。系列系ビルメン会社に2社落ちた後、派遣でもいいから受かりたいと方向を変えました。求人に「派遣」の文字がある会社に応募したところ、面接で「派遣先の独立系会社が正社員で雇いたい」と話が変わり、その会社の面接を受けて入社しました。結果として独立系の正社員になりましたが、最初から狙ったわけではありません。
2. 「宿直勤務」を選ぶ
介護の夜勤 vs ビルメンの宿直:
| 項目 | 介護の夜勤 | ビルメンの宿直 |
|---|---|---|
| 勤務時間 | 15:00〜翌朝(約16時間) | 9:00〜翌9:00(24時間) |
| 業務内容 | 常に動く | 待機が主 |
| 仮眠 | ほぼ取れない | 4時間程度可能 |
| 待機時間での副業 | 不可能 | 可能(資格勉強・ブログ等) |
| 精神的負荷 | MAX | 低 |
| 翌日 | 明け休み | 明け休み |
月12回の宿直 = 月18日は勤務なし。
この自由時間が、精神的安定+副業を可能にします。
3. 「オフィスビル」を選ぶ
| 現場タイプ | 病院 | ホテル・商業 | オフィスビル |
|---|---|---|---|
| 忙しさ | 激務 | 忙しい | 暇 |
| 精神的負荷 | MAX | 大 | 極小 |
| 夜間の状況 | 眠れない | 休まらない | 爆睡可能 |
| 待機時間の副業 | 不可能 | 困難 | 可能 |
| 精神的安定 | ✕ | △ | ◎ |
精神的安定+副業を求めるなら、オフィスビル一択。
年収380万で家族を養えているのか(都心近く・2LDK・3人家族の現状)
世帯年収の内訳(現在)
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 私(ビルメン)手取り | 230,000円 | ボーナス含め 年収380 |
| 妻(個人事業主)手取り | 20,000円以下 | 現在・在宅勤務 |
| 私の副業 | 準備中 | |
| 世帯月収 | 約250,000円 | 世帯年収 約410万円 |
ビルメンだからこそ、夫婦で働ける・稼げる
私がビルメン(月12日勤務・18日自由)だから:
妻にとって:
- 時間を気にせず働ける
- 在宅で好きな仕事ができる
- 子供の急な発熱も私が対応
- 平日の家事は私が担当
- ストレスなく収入を増やせる
私にとって:
- 月18日の自由時間がある
- 宿直の待機時間も使える
- 残業ゼロで疲労が少ない
- 副業に集中できる
もし私が介護職(月25日勤務・不規則シフト)のままだったら:
- 妻は家事育児でいっぱい
- 私は疲れて副業どころじゃない
- 世帯収入は私の300万のみ
ビルメン転職で、夫婦で稼ぐ土台ができました。
ビルメンは副業との相性が抜群
なぜビルメンは副業しやすいのか?
理由1: 圧倒的な自由時間
月12日勤務 = 月18日は勤務なし。
この18日を副業に使えます。
1日5時間副業すれば: 18日 × 5時間 = 月90時間
月90時間あれば:
- ブログ記事10本書ける
- Webライター案件5-10件こなせる
- プログラミング学習が進む
- YouTube動画10本作れる
理由2: 宿直の待機時間も使える
勤務中に副業はできませんが、構想を考えるということはできます。
宿直の待機時間: 3-4時間/日
月12回宿直 × 3時間 = 月36時間
この時間で:
- ブログ記事の構想を考える
- 資格勉強をする
- プログラミング学習をする
- ライター案件の構想を考える
明け休み(18日) + 宿直待機時間(36時間) = 月126時間
月126時間を副業に使える職業、他にありますか?
理由3: 精神的・肉体的余裕がある
介護職時代:
- 月25日勤務
- 不規則シフトで疲弊
- 帰宅後は何もできない
- 休日は寝るだけ
- 副業する気力ゼロ
ビルメン現在:
- 月12日勤務
- 規則的なシフト
- 残業ほぼゼロ
- 休日は元気
- 副業する気力MAX
よくある質問
Q1. 宿直勤務は体力的にきつくない?
A. 向き不向きはありますし、最初の1-2ヶ月は正直きついです。でも慣れれば、月18日勤務がないメリットの方が大きくなりますね。介護の夜勤経験があれば全く問題ありません。
Q2. 本当にそんなに時間あるの?
A. 宿直勤務なら確実にあります。月12勤務なら、18日は勤務がありません。最初は疲労回復に充てますが、慣れれば副業や趣味、ただゆったりと過ごすというふうに時間を使えます。
Q3. 希望日に本当に休める?
A. これは現場によりますが、シフト作成時に希望を伝えれば、休みやすいです。
Q4. 副業は本当にOK?
A. 会社の就業規則で明確に禁止にされていても、
- 住民税の徴収方法を【普通徴収】にする
- 副業していることを口外しない
以上の2点を守れば問題ないです。
Q5. 結婚できる?
A. 普通にできます。私も転職と同時に結婚しました。結婚して子供がいる人もいれば、孫までいる人もいます。時間的余裕があるから家族を大切にできますし、家族の働き方に柔軟に対応でき、自分で副業で稼いでいく選択もできます。
Q6. 未経験でもなれますか?
A. 余裕でなれます。 ビルメン業界は高齢化が進んでおり、30代・40代は「若手」扱いです。50代未経験での採用もザラにあります。むしろ、社会人経験のある落ち着いた人が好まれます。私も無資格・未経験で転職しましたし、実際に同僚にも無資格・未経験で入ってくる人がいました。
Q7. 精神的に本当に楽?
A. 本当に楽です。ノルマなし、評価制度ゆるい、クレームほぼなし、残業ほぼなし。精神的負荷が10分の1になります。
介護職だった私は本当に助かりました。
Q8. 人間関係が不安です。
A. ドライな人が多いです。 営業職のような体育会系のノリや、飲み会の強制はほとんどありません。一人で黙々と作業するのが好きな人が集まる傾向にあり、過度な干渉がないのが特徴です。
Q9. AIに仕事は奪われませんか?
A. むしろ生き残ります。 停電対応、トイレのつまり直し、漏水対応…これらは物理的な身体を必要とする作業であり、AIにはできません。AIが進化しても、最後の最後で「現場で手を動かす人間」は必ず必要です。
登録してみたサービス(無料)
まずは眺めるだけで大丈夫です
焦らなくて大丈夫です。
求人を眺めるだけでも、視界は変わります。「こういう仕事があるんだ」と知るだけで、今いる場所の見え方が少し変わることがあります。
おすすめのビルメン転職サービス(登録無料)
1. リクナビNEXT【求人数No.1・まずはここ】
業界最大手。ビルメンの求人数も圧倒的です。
「スカウト機能」に登録しておけば、企業からオファーが届きます。
※登録は3分で終わります。
2. 建設キャリアプラス【建設・電気・設備業界に特化】
設備管理の求人も扱っています。未経験でもOKですが、電気工事士の資格保有者は特におすすめです。
さらに進みたい人へ
①本当に「楽」なのか、現実を知りたい人へ
ビルメンは「楽な仕事」と言われることがあります。
でも、現場によって大きく違うのが実情です。
期待と不安を一度整理したい人は、こちらからどうぞ。

②自分でも転職できるのか、不安な人へ
無資格・未経験・年齢。
「自分の条件でも大丈夫なのか」が一番気になりますよね。
できること・できないことを、わかりやすくまとめています。

③まだ何もしたくない人へ

少し落ち着いたら、また戻ってきてください。このブログは、あなたの「休憩所」です。
この記事を最後まで読んでくれた人へ
精神的に消耗する仕事を続けますか?
それとも、精神的安定+副業で稼ぐ土台を手に入れますか?
私は介護職で心身ともにボロボロでした。
ビルメンに転職して、精神的安定を取り戻しました。
そして今、副業で収入を増やす準備をしています。
年収は高くありません。
でも、心の平穏があります。
時間的自由があります。
副業で稼ぐ余裕があります。
規則的な生活があります。
家族との時間があります。
これが、私が選んだ人生です。
あなたも、精神的安定+副業で稼ぐ土台を手に入れてください。
次の一歩を、今日から始めましょう。


コメント
はじめまして。
志望動機の記事は消えてしまったのでしょうか?非常に参考になったのでもう一度読むことは可能ですか?
コメントありがとうございます!
該当の記事ですが、現在編集中です。
しばらくお待ちください、、