ビルメンの暮らし

ビルメンの宿直の持ち物|カバンの中身と、買ってよかったモノを全部見せる

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ビルメンの暮らし

ビルメン(ビル設備管理)の宿直って、何を持っていくんだろう。泊まりの勤務がある仕事に興味を持つと、意外と気になるのがこういう小さなことだと思います。

この記事では、私が宿直の日に実際に持っていくカバンの中身を全部見せます。そのうえで、買ってよかったと心から思う私物と仕事道具を、数を絞って正直に紹介します。

先にひとつだけ。私は介護職で夜勤を3年やってから、ビルメンに転職しました。介護の夜勤では「夜を快適にするモノを持っていく」という発想すらありませんでした。持ち物の話は、じつは夜の質の話でもあります。最後にその対比も書きます。

宿直のカバンの中身、全部出してみた

まず全体像からです。私の宿直カバンの中身は、いつもだいたいこの組み合わせです。

  • 着替え
  • 弁当(足りなければコンビニで補う)
  • 飲み物(水・お茶・コーヒー・炭酸を気分で)
  • イヤホン
  • サーモスのマグカップ
  • 自分の枕

基本は「着替え・弁当・飲み物・イヤホン」

核になるのはこの4つです。職場に制服はあるので、着替えといっても下着やインナーくらい。食事は弁当を持参して、足りないときだけコンビニで買い足します。買い足すのは飲み物が多いですが、小腹がすいたとき用にヨーグルトやパン、お菓子を選ぶこともあります。飲み物は水やお茶が基本で、その日の気分でコーヒーや炭酸を足します。中央監視室に冷蔵庫があるので、保管には困りません。

荷物は正直、重い。それでも持っていく理由

正直に言うと、宿直の日の電車通勤は荷物が重いです。着替えと弁当と飲み物が入ったカバンは、それなりの存在感があります。

それでも弁当を持っていくのは、外食やコンビニだけに頼ると出費がかさむから。慎ましい話ですが、宿直のたびの数百円の積み重ねは、暮らしには効いてきます。重さと引き換えに、生活が守られている感覚があります。

買ってよかった「私物」3つ|夜を快適にするモノ

宿直の夜は、何もなければ待機の時間が長くあります。その時間を快適にしてくれた私物を3つだけ紹介します。どれも高価なものではありません。

サーモスのマグカップ|待機の夜の相棒

いちばん使っているのはサーモスのマグカップです。待機時間にコーヒーを飲むのに重宝していて、保温が効くので夜中までゆっくり飲めます。

コーヒーを片手に監視盤の前に座って、「今日も静かに終わればいいな」と思っている時間。地味ですが、宿直の夜のいちばん象徴的な場面かもしれません。

自分の枕|仮眠の質が変わる

宿直には仮眠の時間があります。私の現場の仮眠室は5畳ほどの個室ですが、現場に備え付けの枕では、どうも眠りにくいことがありました。

そこで自分の枕を持ち込むようにしたら、仮眠の質が目に見えて変わりました。荷物は増えますが、これは手放せません。仮眠がしっかり取れると、明けの日の体の軽さが違います。泊まり勤務がある人には、いちばん効果を実感しやすいモノだと思います。

イヤホン|静かな夜のおとも

待機時間には、イヤホンで音楽やYouTubeを聴いています。夜の監視室は一人で、静かな時間が続きます。その静けさが私には心地いいのですが、イヤホンが一本あると、夜の過ごし方の選択肢が増えます。

報告書を書く、資格の勉強を少しだけやる、音楽を聴きながら過ごす。何をするかをその夜の自分で決められるのが、待機時間のいいところだと思っています。

仕事道具で買ってよかった2つ+夏の必需品

次は私物ではなく、仕事で使う道具です。こちらは「作業が楽になった」という実感のあるものだけ挙げます。

マグネット付きハンディライト

壁や設備にペタッと貼り付けられるライトです。両手を離して作業できるのが決定的で、暗い場所での点検や作業のストレスが大きく減りました。片手がライトでふさがる不便は、使ってみて初めて気づくものでした。

ミニサイズの電動ドライバー

持ち運びがコンパクトで、ちょっとした作業が格段に楽になりました。手回しでこつこつやっていた作業の時間が短くなるので、道具への小さな投資が日々の負担を確実に減らしてくれます。

夏だけの必需品・空調服

良いことばかり書きたくないので、これも正直に。夏も冬も、屋外での作業は体力と気力を使います。とくに夏の暑さは本当にこたえるので、熱中症対策として空調服は私には不可欠です。水分と塩分のこまめな補給とセットで、夏を乗り切っています。

ビルメンは楽だと言われがちな仕事ですが、こういう場面もあります。楽かどうかは現場にもよるので、気になる方はビルメンは「楽すぎ」?楽な現場と楽じゃない現場があるも読んでみてください。

モノの数だけ変わった、夜勤の質|介護夜勤との対比

ここまで書いてきて、あらためて気づくことがあります。介護職の夜勤時代、私はマグカップも枕も持っていきませんでした。

介護夜勤の夜は、くつろぐ発想がなかった

介護の夜勤にも、1時間半ほど一人になれる時間はありました。でも、気持ちはずっとソワソワしていました。2時間ごとの巡回が頭にあって、コーヒーをゆっくり飲もうとか、仮眠の質を上げようとか、そういう発想自体が生まれなかったのです。

宿直の夜は、「快適にするモノ」を持ち込める

ビルメンの宿直は違いました。初めての宿直で「これでお金がもらえていいのか」と戸惑ったくらい、夜に余白があります。夜の監視室に一人でいても、孤独や怖さは感じません。ゆったりできていい、と思っています。

だからこそ、マグカップを持っていこう、枕を変えてみよう、という発想が自然に出てきました。夜に余白があるから、モノを選ぶ楽しさが生まれる。順番としては、そういうことだったのだと思います。

同じ「泊まりの仕事」でも、夜の質はこれだけ違いました。

項目介護夜勤の夜ビルメン宿直の夜
一人の時間あってもソワソワしていた静かに過ごせる
仮眠質を考える余裕がなかった自分の枕で整えられる
持ち物の発想最低限のみ夜を快適にするモノを選べる

念のため書いておくと、介護の仕事を否定したいわけではありません。やりがいは本物でした。ただ、夜の働き方の質が、私には大きく違ったということです。

まとめ:カバンの中身は、暮らしの余白の中身

宿直のカバンには、着替えと弁当のほかに、マグカップと枕とイヤホンが入っています。

並べてみると、どれも「夜を快適に過ごすためのモノ」です。こういうモノを選んで持っていけること自体が、いまの働き方に余白がある証拠なのだと思います。介護夜勤の頃の私のカバンには、その余白がありませんでした。

持ち物の話は小さな話です。でも、転職して何が変わったかと聞かれたら、年収の数字より、こういう小さなところにいちばん正直に表れている気がします。楽に生きるのは、逃げじゃなく選択肢。カバンの中身ひとつにも、選び直した暮らしは表れるものです。


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ビルカメ

飲食8年 → 介護3年 → ビルメンへ。
独立系ビルメン会社で宿直勤務/年収300万→380万。

【このブログについて】
人と関わる仕事を11年。すり減って1年間動けなくなり、たどり着いたのがビルメンでした。

年収は全産業平均より低いまま。派手な逆転もありません。ただ、宿直の夜に2時間誰とも話さない時間があって、ようやく息ができると感じています。

楽に生きるのは、逃げじゃなく選択肢。

この視点から、「楽な仕事」の正体・ビルメン転職のリアル(得たものも失ったものも)・働き方や暮らしの考え方を書いています。

面接の体験談など詳しくはnoteに → https://note.com/birukame

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